10/18(木) 14:31配信

sippo

 愛猫とのお別れは、とてもつらい出来事です。いざ、その時がきたら、悲しみで気持ちがいっぱいになって、何をすればいいのかわからなくなることもあるでしょう。しかし、愛猫をきちんと見送ることは、飼い主さんが猫にしてあげられる最後のお世話です。飼い主の務めとして、その時が来たらどのように葬儀をすればいいのか確認しておきましょう。

愛猫の見送り方 飼い主さんの事情に合わせて

 猫の葬儀は、そのほとんどが火葬のみをする直葬が多いです。火葬についてもいろいろな方法がありますので、飼い主さんの事情に合わせて、見送り方を決めるといいでしょう。あまり長く悩む時間はとれませんから、事前にどうするのか考えておくことをおすすめします。

 ここでは、代表的な火葬の方法をご紹介します。

■合同葬

 ペットの葬儀社に、ほかのペットと合同で火葬をしてもらいます。自宅まで遺体を取りに来てもらうことも可能です。ただし、ほかのペットといっしょに火葬されるため、お骨を受け取ることは基本的にできません。

■個別葬

 ペットの葬儀社に、個別で火葬をしてもらいます。多くの場合、希望すればお骨を受け取ることができます。

 また、この場合であれば、お葬式を行うこともできます。生前、愛猫をかわいがってくれた方などをお呼びしたり、お花を用意したりして見送ってあげるのもいいでしょう。

■移動火葬車

 自宅や指定の場所まで移動してきてくれる「移動火葬車」もあります。お骨も引き取れますが、自治体によっては条例で規制されていることもあるので注意が必要です。

■自治体に依頼する

 自治体に依頼をすれば、民間のペット葬儀社に依頼するよりも安価に火葬をしてくれることが多いです。ただし、ペットをどのように扱うかは各地域によって異なります。提携のペット霊園などが火葬をするケースもあれば、有料ごみとして焼却炉で燃やされるケースもあります。どのような対応なのか、事前に確認しておきましょう。

最後の別れ、十分下調べを

 ペットの葬儀社の中には、不当な高額請求をしてきたり、お骨を丁寧に扱わなかったりといった悪質な業者もいます。

 ペットを亡くしたばかりのときに、業者の良しあしを見極めるのは難しいことですから、あらかじめ動物病院の先生やペットを飼っている知人などに、信頼できる業者を紹介してもらっておくといいでしょう。

 最後のお別れは、やり直しができません。後から、「やっぱりお骨を引き取っておけば良かった」「違う葬儀社を利用すれば良かった」などと後悔することがないよう、十分な下調べをしておきましょう。

 愛猫が亡くなった後は、気持ちがとてもデリケートになっているはずです。傷心の中で、さらに気持ちが傷付くことがないように、家族全員が納得のいく方法で見送ってあげてください。

(服部幸/東京猫医療センター院長)

sippo(朝日新聞社)

10/14(日) 15:10配信

sippo

 火葬後の猫のお骨をどうするかは、それぞれの飼い主さんの考え方によって異なるでしょう。お骨を引き取ったものの、その後、持て余してしまうというのでは、愛猫のためにも、家族のためにもなりません。お骨をどうするのかということについては、火葬前に考えておくべきです。ここでは、代表的なお骨の埋葬方法についてご紹介します。

自宅の庭や室内で供養

 お骨や猫の遺体を自宅の庭に埋葬した場合は、当然、その場所が猫のお墓ということになります。家の敷地内にお墓があれば、お参りもしやすいでしょう。ただし、雨などで土が流れたり、ほかの動物に掘り返されたりすることがないよう、1メートル以上穴を掘るようにしてください。また、近くにお花を植えるなどしてあげるのも良いでしょう。

 火葬場から引き取ったお骨を、祭壇に安置する方法もあります。いつも過ごしている部屋に祭壇を作れば、飼い主さんも猫も寂しくはないでしょう。

 大げさな仏壇などを作る必要はありませんから、生前の写真とお骨、お花、キャットフードとお水入れなどを置いて、自分なりの供養をしてあげてください。

ペット霊園はよく見極めて

 人間と同じように、ペットのための霊園に埋葬するのも良いでしょう。霊園やその霊園で用意しているプランによって、お墓を作って埋葬する方法や、ほかの動物たちといっしょに合同納骨する方法、室内の納骨堂で供養する方法など、さまざまな供養の方法が選べます。

 ペット霊園に埋葬を依頼する場合、その霊園がどのような所なのか、しっかり確認しておく必要があります。ペットの埋葬に関する法律がないため、埋葬の内容は霊園次第となります。

「適切な供養をしてくれない」「経営破綻してしまってお骨が放置される」など、ペット霊園に関するトラブルも起こっています。愛する猫のお骨を任せる霊園ですから、焦って決めてしまわずに、自分の目で、霊園の経営状態やスタッフの様子、経営姿勢などを確かめることが大切です。

 ペット霊園への埋葬にかかる費用は、どこの霊園を利用するのか、また、どのような埋葬形式をとるのかによって異なります。納骨時にだけお金を支払う霊園や、毎年の供養料がかかる霊園などがありますので、いつ、いくらお金が必要になるのか確認しておきましょう。

飼い主と入一緒に入れる霊園も

 人生をともに歩んできたペットと、死後もいっしょに眠りたいと考える飼い主さんもいるでしょう。最近では、ペットと飼い主さんがいっしょに入れる霊園も増えてきています。ただし、ペットといっしょに埋葬してくれる霊園というのは、まだまだ一般的ではありません。「先祖代々のお墓に愛するペットも入れてもらいたい」という希望は、かなえられない場合も多いのが実情です。

 また、飼い主さんとペットがいっしょのお墓に入るためには、霊園側だけでなく、家族の理解を得なければなりません。先祖代々のお墓にペットのお骨を入れること、または、先祖代々のお墓に自分は入らず、ペットと入れるお墓に入るということを家族が許容してくれるかどうかは、ご家庭の考え方によって違うでしょう。

 ペットと同じお墓に入るためには、自分の死後、気持ちを理解してくれる親族の手によって、そのお墓に埋葬してもらう必要があります。ひとりよがりに決めてしまうのではなく、家族と十分な話し合いをした上で決定するようにしてください。

 急いで決める必要はありませんから、ひとまず自宅で供養しながら、将来のことを慎重に検討するというのもひとつの方法です。

(監修・服部幸/東京猫医療センター院長)

sippo(朝日新聞社)

9/24(月) 15:03配信

sippo

 静岡市清水区の女性が、犬猫などのペット火葬サービス業を起業した。事務所で受け入れるほか、火葬車を自ら運転し、飼い主宅の敷地で弔う。長年かわいがっていた牧羊犬が老衰死した約20年前の苦い体験が、起業のきっかけだ。

 清水区原にある「ペットセレモニーきずな」を訪ねると、平屋の事務所前にバンタイプの移動火葬車が止まっていた。代表の酒井恵さん(43)が後部を開けると、火葬台と炉が現れた。火葬時間は体重5キロ級の小型犬で45分、体重25キロ級の大型犬で約1時間。燃料は灯油で温度は850?1千度。残るのは人と同様、骨のみだ。

 電話で予約を受ける際、訪問か引き取りか来社かの三つから選んでもらう。傷みが進まないよう、特に腹部や首をドライアイスや保冷剤で十分冷やしてもらうようお願いする。来社の場合は、事務所の敷地で執り行う。人同様、布団や籠に納めて火葬する場合は別料金がかかる。

ペット火葬 線香をあげて最後の別れ

 線香をあげて最後の別れをし、炉をつける。「『ありがとうね』、『がんばったね』と飼い主様が遺体に声をかけます。親族が亡くなった時と同じような光景です」と酒井さん。

 火葬中、飼い主は事務所で待機し、骨を入れるキーホルダーやペット用仏壇といった付随商品も見てもらう。約1時間後、骨を拾って骨つぼに入れてもらう。来社から精算まで所要時間は2時間ほど。

 来社の場合の料金は体重別で、猫や小型犬など5キロ未満の1万5千円から、40キロ未満の大型犬の4万7千円までと幅がある。引き取って火葬し、骨を届ける一任火葬と、火葬車で訪問して飼い主宅で火葬する訪問火葬は、来社より2千?5千円高くなる。

 開業は4月。この約5カ月で受注は60件を超えた。7、8割が来社火葬で、犬猫が8割を占めるという。「『こんなに丁重に弔ってもらい、ありがとう』と感謝される。ペットではあっても、親族同様、あるいはそれ以上の存在なんだと感じた。始めてよかったと思う」と酒井さん。

きっかけは自身のペットの死

 きっかけは小学校の時からかわいがっていたペットの犬の死。市の火葬場に段ボール箱に入れて運んだ。線香を上げることもなく、事務的に集団で、ゴミ焼却のごとく焼かれた。骨も返ってこない。すごすごと帰宅した体験がよみがえる。「気持ちがすとんと落ちない。あんな別れとなったことを心の傷としてひきずっていた」。ペットも人間同様に弔いたい、葬式をし、線香をあげたい――と強く思うようになった。

 そんな中、昨年、姉からペットの火葬業者がいることを知った。インターネットなどで調べると市内には2業者しかなかった。「清水区にはなかった。今やペットは家族同様かそれ以上の存在になった。地位が上がっており、丁重に弔いたい方は少なくない」と、起業を決心した。

 最初反対だった会社員の夫は熱意に折れた。調剤薬局のパート勤務を辞め、小学生の娘の子育てと家事をしながら挑戦した。起業はゼロからのスタート。静岡商工会議所に相談し、会社の設立手続きなどを支援してもらった。ペットの移動火葬車のメーカーを探し当て、滋賀県の会社に発注。3カ月後に新幹線で行き、社長から直々に操作方法を2時間教えてもらい、自ら運転して帰った。

 事務所は借地なので、いずれは自分の敷地を持ちたいという。「訪問火葬サービスのほか、敷地に固定の火葬炉を建ててどんな大型犬も火葬できる施設にしたい」と夢を追いかける。

 ペットの火葬をしている静岡市営の市動物指導センター(葵区)によると、2017年度の火葬は犬1724匹、猫4301匹、ウサギなどその他2233匹の計8258匹。10年前の1万1816匹から3割減った。不妊手術の普及で、子犬や子猫が急減したことが影響しているという。

sippo(朝日新聞社)

8/20(月) 11:13配信

sippo

 誰だって、亡くしたときのことなんて考えたくはない。だが、自分より先に逝く存在なのも事実。ペットロスを悪化させないためにも、知っておきたい「賢い見送り方」とは。

【写真特集】ペットと眠れる樹木葬の寺 墓守は7匹の猫 16枚

 グーグルで「ペット葬儀」と検索すると、約185万件もヒットする。「追加料金なし」「丁寧、安心のサービス」「業界最安値」の文字が躍る。贅沢なものでは、生演奏付きの音楽葬まであるそうな。一体何を基準に、どう選べばよいのだろうか。一般社団法人全国ペット霊園協会理事で「ペット葬祭センター 日本ペットセレモ」(横浜市)の代表取締役伊東正和さんは言う。

「トラブルになるのはあれこれ演出を加えて法外な金額を請求されたり、逆に安い業者を選んで、遺骨がどこに葬られたのか分からなくなったりするケースなどです。飼い主が自己嫌悪に陥って、ペットロスを悪化させるケースも見られます」

 悪徳業者の問題も報道されている。数万円の予算だったはずが、火葬する段階で数十万円の請求があり、やむなく支払った飼い主もいるという。ペット葬儀の「適正相場」はどう見極めたらいいのか。伊東さんは、

「ペット葬祭は地元密着のビジネス。その土地で古くから営業している企業があれば、そこの料金が基準になる。新規参入企業は何かしらの付加価値を用意したり、設備が新しかったりする分だけ割高になる傾向はありますが、内容が納得できるなら問題ないでしょう」

 伊東さんが注意を促すのは、近年急増している「移動火葬車」だ。ペット霊園や葬祭事業は自治体によっては条例で届け出が必要だが、移動火葬車は無届けの事業者が多いという。

「すべての移動火葬車が悪いとは言いません。お寺や教会で供養ができるか、霊園への埋葬が可能かなど、フォローはしっかりしているか。サービス内容を事前に確認しておくことが大切です」(伊東さん)

ネコ専門の火葬施設も

 東京都世田谷区の常福寺。その一角にあるネコ専門火葬施設「キャットPaPa」は、もとは12年前に移動火葬の「ペットPaPa」として始まった。

「ネコの場合、家ネコだけでなく野良や地域ネコなど、複数の方々が共同でお世話しているケースが多いんです。多様なネコと人の共生をカバーできるお別れがあってもよいのではと考えました」(代表取締役・高橋達治さん)。

 付き合いのあった常福寺に相談し、境内に火葬場を設置。希望すれば僧侶による読経も受けられる。ネコ専用納骨堂やガーデン式のペット霊園があるので、お骨はそこに納めることもできるし、自宅に持ち帰ってもいい。保護ネコや被災動物については料金の相談にも応じ、収益の一部を保護ネコ活動の団体に寄付している。

 人とペットが同じお墓に入れない霊園が多い中で、一緒に入りたいという人から注目されているのが、「ワンハート・ストーン」だ。ペットのモニュメントを石材で作り、そのおなか部分にお骨を納める。家に置いて心を慰めるだけでなく、飼い主の死後、ペットのお骨は一緒に入れない霊園でも、墓石の脇にオブジェとして置くことができる可能性がある。

 前出の伊東さん、高橋さんが口をそろえて語るのは、ペットが元気なうちからリサーチして、必ず見学することの重要性だ。

「適正な葬祭企業なら、施設見学を断ったりはしません。アクセスはよいか、スタッフの対応はしっかりしているか。ホームページの情報をうのみにせず、自分の目で確かめておくと安心です」(伊東さん)

 大事なペットを亡くした悲しみの中で葬儀をどうするかを考えるのは、飼い主にとって大きな負担になる。きちんとした判断もままならないだろう。まだ先だと思っていても、元気なうちから調べておきたい。

(NyAERAから/浅野裕見子)

sippo(朝日新聞社)

[イオン株式会社]

2018年8月9日 ご案内開始


イオンペット株式会社(本社 千葉県市川市)は2018年8月9日(木)より、これまでにない新しいペット供養のかたちとして「イオンペットの永代供養」を開始します。

「イオンペットの永代供養」は、本年5月より試験的に実施しておりましたが、この度、より多くの方にご利用いただけるような形を整え、本格的にサービスを開始いたします。

ペットの家族化が進み、ペットのご葬儀は一般的なものとなりつつあります。

しかし、火葬後のペットのご遺骨は、多くの方がご自宅にお連れ帰り手元供養をされていますが、その後の供養についてどうしたらよいか分からず、悩まれる方もいらっしゃいます。特にご高齢者さまが終活を始められるにあたり、ペットのご遺骨をどうするかお悩みになるケースが年々増加しています。このニーズは高齢化社会の進展に伴い、今後、更に高まると予測されます。

「イオンペットの永代供養」では、そのようなお悩みに応え、家族同然である大切なペットのご遺骨をイオンペットが窓口となってお預かりした上で、日本最高峰のペット供養寺である東京都府中市の慈恵院で永代供養し、いつまでも大切にご供養させていただきます。

東京都内にお住いの方は、ご自宅までお伺いしてお預かりすることができます。

それ以外の地域にお住まいの方も、全国どこからでも、専用の桐箱に入れてお送りいただくことで、日本最高峰のペット供養寺で、いつまでも大切にご供養することができます。


< イオンペットの永代供養の特徴 >

1.毎月定例法要を行い、僧侶による読経供養をおこないます。

2.僧侶が直筆で名入れをした仮位牌をお渡しいたします。

3.無事に埋葬が完了したことをお知らせする埋葬案内を発行いたします。

4.ご希望の方には、ご遺骨の一部を分骨してお守り袋に入れてお返しします。

5.初期費用のみで管理費等の追加費用は一切不要です。

イオンペットの永代供養 https://contents.aeonpet-memorial.com/eitai-kuyou/

7/25(水) 13:38配信

MBSニュース

大阪・堺市のマンションのエントランスのすぐ横に去年8月、「ペット焼却炉設置計画地」と書かれた看板が立てられました。ペットの焼却施設とは、飼っている犬や猫が死んだときその死骸を焼やす場所、人間でいうところの「火葬場」です。事前の説明もないまま突如持ちあがったこの計画に、周辺住民は困惑しています。

マンション前に建った「ペット焼却炉設置計画地」の看板

大阪・堺市随一の高級住宅地、上野芝。この街で今、ペット焼却炉の設置をめぐって住民たちが憤懣を抱えています。

「幹線道路沿いに建つマンション。非常に大きくて立派なマンションなんですけれども...エントランスのすぐ横に目をやりますと、このように『ペット焼却炉設置計画地』と書かれた看板が建てられています」(記者リポート)

マンションのすぐ目の前にペット焼却炉が設置されると予告する看板。去年8月に突然現れたそうで、住民たちは戸惑いを隠せません。

「ただびっくりした。なあ...なんでこんなんって思って。なあ、嫌やなあ」(マンションの住民)
Q.いつごろ建てられた?
「1年...経つか経たないか。住んでいる間の臭いの問題であったりとか、煙の問題であったりとか、そういったこともありますし。みんなやっぱり資産価値であるとか、そういったところもすごく不安になった」(マンションの住民)

突如持ち上がったペット焼却炉の計画。しかし、住民たちに対して事前の説明は一切なく、今もどんな施設が建つのかまったくわかりません。こうした背景にあるのが、日本のペット事情です。

日本で飼育されている犬と猫の数は推計で1844万頭。これは15歳未満の人口よりも多い数字で、10世帯に1世帯が犬か猫を飼っている計算です。「ペットは家族の一員」と捉える傾向が強まっていて、ペットが死んだ際、人間と同じように葬りたいと考える人も増えています。このため、ペットの火葬施設や霊園などのニーズが高まっているのです。

周辺住民理解得られた「ペット葬儀場」

大阪・天王寺区にある「柳谷観音大阪別院泰聖寺」。ペットの葬儀や納骨、さらには100か日の法要なども執り行っています。施設を案内してもらいました。

「火葬場とお別れ室と...いわゆる葬儀ホールです」(柳谷観音大阪別院泰聖寺 純空壮宏住職・41歳)

このお寺では、7年前にペットの火葬事業を始めました。当初は月に10件ほどだった火葬の依頼が、現在は月に90件ほどに増えたといいます。この日、愛犬の火葬に訪れていた女性。前の日、飼っていた犬が老衰で死にました。火葬を前に住職がお経を読み上げ、人間さながらの葬儀が執り行われます。

「このあと、少しお時間をお取りしますので、感謝の言葉『ありがとうね』ってしっかり言って、送ってあげてください」(純空壮宏住職)

愛犬と過ごす最後の時間。感謝の気持ちを伝えます。自ら愛犬を抱きかかえ、焼却炉へと運ぶ女性。15年間、一緒に暮らした愛犬に花を手向け、最後のお別れです。

「閉じます」(火葬業者)
「人間と一緒やね」(女性)

1時間後...火葬が終わると箸で収骨します。火葬の料金は小型犬で2万円?3万円が相場で、住職による読経がセットになっています。

「ここやったらちゃんとお祈りもしてくれるでしょ。だからここにしようかなって。ちゃんとしてもらった方がいいですよ、本当にね」(女性)

この寺では事前に檀家や周辺の住民に説明会を開き、理解を得た上で焼却炉を設置しました。さらに近隣への配慮から、午前9時から午後5時までと稼働時間を決めています。

不動産会社「法的には何の問題もありません」

一方、住民への説明がないままの堺市のペット焼却炉設置計画。一体だれが計画したものなのでしょうか。マンション近隣の土地を調べてみました。

設置予定の土地は約30平方メートル。この半分ほどは昔水路だった土地で、現在所有者はいません。一方、残りは堺市内のある不動産会社が所有していてます。ペット焼却炉の設置はこの不動産会社が計画しているものだったのです。そこでこの不動産会社に取材したところ、次のような回答がありました。

「ペット焼却炉、作るつもりですよ。儲かりますからね。今、業者を募集しているところです。法的には何の問題もありませんし、何かあるなら直接言いに来たらいいじゃないですか」(不動産会社)

「法的に何ら問題はない」と強調する不動産会社。「事前に住民に説明する必要もない」と語ります。

ペットの火葬や埋葬について規制する法律なし

果たして、本当に何も問題はないのか。堺市に聞いてみました。

Q.マンションの目の前のあの土地に、ペット焼却炉を作ることは可能?
「現状は規制するものはないという状況。これを差し止めするとか規制をするとか取り払うとか、そういったところは制度として堺市には条例もございません。国の法令もございませんので、それはできないんですね」(堺市健康福祉局 藤川桂祐参事)

実はペットの火葬や埋葬について規制する法律はありません。それぞれの地方自治体が独自に定める条例に委ねられているのが現状です。しかし、堺市にはペットの焼却施設や埋葬施設について規制する条例がないため、たとえマンションの目の前であっても、止める術がないのです。

「なかなか難しい背景があって、不安なまま過ごしているというのが現状」(マンション住民)

規制がないとはいえ、ペットの亡骸を葬るための施設の計画に、住民たちの不安は募るばかりです。

MBSニュース

7/18(水) 6:00配信

東洋経済オンライン

 空前のペットブームと言われて久しい。

 1人あたりがペットにかけるおカネは年々高額になってきている。ただし日本全国で飼われているペットの匹数は、猫は横ばい、犬は減少傾向にある。つまり1匹あたりにかけるおカネが上がっているのだ。ペットを家族の一員として扱い、十分におカネをかけて育てるようになったと言える。

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 ペットフード、ペットケア製品では高額商品も登場しているが、ただそれらの商品は値段的にはたかがしれている。

 ペットを飼ううえで最もおカネがかかるのが、医療費だ。人間と違って健康保険がないため、どうしても高額になりがちだ。

 知人の20代女性の飼い猫が体調を崩したので病院に連れて行くと、ただちに入院することになった。

 「後から30万円を請求されて、『え?』ってなりました。正直2万?3万円だと思っていました。もちろん猫の健康は大事ですけど、30万円はちょっと......。文句も言えないので、親に借金をして払いました」

 と語った。

 このような問題は全国で後を絶たないという。ペットの治療はどこまでおカネをかけるべきなのか?  これは、とても難しい問題だ。

 『やさしい猫の看取りかた』(角川春樹事務所)の著作がある、峰動物病院の院長、沖山峯保さんに話を聞いた。

■100万円以上かかる手術も

 「治療費に関しては、もちろんおカネに余裕がある人は、いくらおカネをかけてもいいと思います。100万円以上かかる手術もあります」

 犬の心臓(僧帽弁)の手術では代金が100万円を超えることも少なくない。しかも手術をしたとしても、その後元気になる可能性は半分程度だという。それでも手術をする人はいる。飼い主に支払い能力があり、かつ払っていいと思っているならば問題はない。ただ誰もがそのような環境にはいない。

 「やはり最初におカネの話はしたほうがいいです。おカネは大事ですからね。ペットは自由診療ですから、同じ治療をしても病院によって値段が大きく変わることがあります。A病院では5万円だったのに、B病院では50万円かかった、なんて場合もありますよ」

 自由診療は飼い主と医療機関との間で個別に契約を行い、その契約に基づいて行われる診療だ。その場合おカネの話をするのは必須だと思えるが、来院する飼い主の多くは、自ら治療費の話は切り出さない。また飼い主に対し、積極的におカネの話をしない獣医も多い。

 「『おカネはいくらかかってもいいから、この子の命を助けてください!!』と言われる人がたくさんいらっしゃいます。

 気持ちはわかります。ただ、結果的に払い切れなくなって困る人もいらっしゃいます」

■治療費はケース・バイ・ケース

 ただし「治療にいくらかかるか?」と聞かれても症状はケース・バイ・ケースなので正確には答えられないという。

 その場合、沖山さんはこれまでの経験からの大体の概算を教えるようにしている。

 以下、一例を挙げると、

 初診料2000円、診察料1000円を払って診察してもらう。単純な下痢などの症状ならば、治療費3000?4000円で終わる。

 よりきちんとした検査が必要だとわかると、エコー検査3000円、レントゲン4000円、血液検査7000円、と合計1万4000円がかかる。

 そしてそのまま入院になると、まず入院費がかかり、点滴代などが必要。さらに呼吸器系・循環器系の病気などで酸素室に入る必要がある場合は酸素代など上限なく値段がかかっていく。酸素室を使う状態では一日で5000円ほどかかり、もし1カ月連続で使えば15万円にもなる。

 「われわれとしては飼い主の皆さんに、ペット保険に入っておいていただけると嬉しいですね。遠慮なく治療ができますから。でも保険に加入している飼い主さんは、全体の5分の1くらいですね」

 ペット保険は1万5000?3万円くらいの商品が多い。もちろん額が高いほうがより多くの治療がカバーされる。ただもちろん治療にかかるすべてのおカネが払われるわけではない。30万円かかった場合は15万まで、高額の手術をやった場合は10万円まで、など上限が決まっている。すべてが自由診療なので、保険会社側が上限を決めるのは当たり前だ。

 「結果的に治療費が払えなくなり、月賦で払っている飼い主さんもいらっしゃいます。子どもの進学などおカネがかかる時期にペットが病気になり、非常におカネに困ったという飼い主さんもいらっしゃいました。

 中には初診で来て『おカネないんです』って言う飼い主さんもいました。そういう場合は踏み倒されることが多いのですが、見捨てるわけにもいきません。病院としては非常に困ったことですが、踏み倒されたら踏み倒されたで仕方がないなと諦めて治療しています」

 愛するペットのためどこまでもおカネをかけてあげたいと思うのは飼い主なら当たり前の気持ちだ。だが、おカネは有限だ。自分の懐具合と相談するのは決して悪いことではない。むしろおカネの相談をするのは当たり前だ。だがその当たり前がなかなか難しい。

 沖山先生の印象では、治療においておカネのことを切り出すのが苦手なのは日本人特有な性質らしい。これは飼い主にも獣医にも言える。

 「たとえば欧米人は、最初にちゃんとおカネの話をしますね。いくらまでなら治療する、それ以上なら治療しない、獣医と意見が合わなければ病院を替える、と非常にはっきりしている。

 日本人もおカネのことは絶対に聞くべきだと思います。それは恥ずかしいことじゃないですから。2000?3000円で済む話じゃないですからね。大変な額のおカネがかかる場合も多いです。おカネのことを聞かずに治療をはじめて『いったいいくらかかるのだろう?』と考えること自体、すごいストレスですよ」

 ペットが危篤な状態になっても、おカネを積めばある程度生かし続けることはできるという。もちろんかなり高額な治療費がかかる。

■安楽死という選択肢

 もう元気になる望みがない状態である場合、飼い主には『ペットを安楽死させる』という選択肢がある。

 安楽死についても、日本人は切り出すのが苦手だという。この問題も、飼い主側も獣医側も苦手だ。

 「日本では安楽死させる人は圧倒的に少ないですね。逆に欧米では飼っている時は家族のように大事にしますが、重篤な病気にかかった場合は、最期は安楽死を選ぶ人が多いです。ある意味、割り切っているんでしょうね」

 オーストラリアで10年看護師をした人が峰動物病院で働いているが、いちばんの印象が「日本人はペットの安楽死を選ばない」のだという。

 オーストラリアでは、手術にまとまったおカネがかかるとわかると「では、安楽死してあげてください」と迷わず言う人が多かったという。

 手術の後にかかるペット自身の負担(痛みなど)や治療費を考えれば、スッと楽にしてあげたほうがお互いに良いと判断する。

 日本ではそもそも安楽死という手段があることすら認識していない人が多い。安楽死という言葉自体がタブーで、言ってはいけないと思っているふしもある。

 獣医の中にも、「安楽死をしてあげてほしい」とお願いする飼い主に対して「なんて冷たい飼い主だ」と考える人は少なくないという。

 そして、飼い主が頼んでも絶対に安楽死という選択肢をとらない獣医もたくさんいる。

 「飼った以上は最後の最後まで一緒に頑張りましょう」

 という主義だ。これはこれで正義ではあるが、飼い主に強制することではないと思う。どうしてもかかりつけの獣医と話が合わないときは、病院を替えるという手もある。

 「もちろん安楽死を選択したことを後悔する飼い主さんはいます。飼い主さんの意志で寿命を決めたのは事実ですから。ただ、ペットの死に際の苦痛にみちた状態を見てトラウマになる人もたくさんいます。どちらがいいのかはわかりません」

 ギリギリまで治療で生かした場合、かえって長く苦しませたという罪悪感が残る場合も多く、以後ペットを飼えなくなる人もいる。

 そこからペットロス症候群になる人もいる。ペットロス症候群とは、ペットを失ったショックで心身に疾患が起こることをいう。

 安楽死を飼い主に勧めれば、「なんて冷たい獣医だ」と患者から思われるリスクはある。だが、それでも沖山さんは、「安楽死という選択肢もあるよ」と提示するようにしている。

 「提示すると、ホッとされる飼い主さんは多いですね」

■"安楽死をする条件"を提示することも大事だ

 ただ単に安楽死を提示するのではなく、同時に"安楽死をする条件"も提示する。これが大事なポイントだ。

 沖山さんが思う安楽死の基準は、

 「病気にかかった後でも食べられていた物が、食べられなくなってしまう」

 「病状が進行して、痙攣・嘔吐がコントロールできなくなる」

 の2点だ。

 「そういう状態になっても、点滴で栄養を与えたり、痙攣を抑える薬を使ったりすれば、まだ生かし続けることはできます。でも、それ以上がんばらせるのはかわいそうだとも思う人も多いでしょう。飼い主さんが『ここまでがんばってくれたんだから......』という意識が持てるのならば、安楽死を選んでもいいと思います」

 安楽死は、手術と同じように麻酔をする。この段階で意識はなくなり、痛みも感じない状態になる。そして点滴で薬剤投与をして心臓や脳の機能を停止させる。

 麻酔が効くまでの間にお別れを済ませた後は医師に任せ、最期の死に際は立ち会わない飼い主さんが多いそうだ。

 亡くなった後は、涙にくれる飼い主さんもいるし、

 「やれることはやったんだから......」

 と納得する飼い主さんもいる。結局、これが正しいという答えはない。

 ただ現在ペットを飼っている人は、安楽死という選択肢があるということを覚えておいてもいいと思う。

■亡くなった後は

 最後に、ペットが亡くなってしまった後の問題に触れたい。

 亡くなった後は、火葬場で荼毘に付し、お墓を作る人が多い。これも値段はあってないようなものだ。おカネをかけようと思えばいくらでもかけられる。

 沖山先生は、飼い主から聞かれた場合は、近所にある信頼の置ける霊園を紹介するようにしている。事前に霊園からもらっている料金表も見せている。

 最近では自動車でわが家に来て火葬してくれる、移動式のペット葬儀社もあって便利だ。ただし、ペット葬儀関連では不当請求や、死体の不法投棄などトラブルも多く発生している。

 ペットが亡くなってショックではあるが、最後に後悔しないためには、事前によく情報を調べることが大事だ。

 個人的な話だが、

 「ペットが亡くなったのだが、どこで火葬してもらうのがいいか知らないか?」

 と聞かれたことがある。僕は、

 「飼っていたペットが死んだ場合は、所轄区域の清掃事務所に電話すれば有料で引き取ってもらえるよ」

 と教えた。例えば僕が住む地域では、杉並清掃事務所が遺骸を引き取ってくれて合同葬という形で荼毘に付してもらえる。値段は3100円と安いし、区がやることであるから間違いもないと思った。

 しかし、知り合いは清掃事務所に遺骸を渡すというのに強い拒否感を覚えたらしい。

 「うちの子はゴミじゃないから!!  考えられない!!」

 と怒られてしまった。親切で教えたのだが、裏目に出てしまった。

 このようにペットに関しては、飼い主それぞれで考え方が大きく違う。擬人化して家族以上に愛する人もいるし、ある程度距離を置いてかわいがる人もいる。もちろん虐待は絶対にダメだが、治療や葬儀などの細かいルールは飼い主が自分自身で決めることなのだ。

 人に任せきりにせず、自分で調べそして考えて結果を出すのが、のちのち後悔しない最善の道だと思う。


村田 らむ :ライター、漫画家、カメラマン、イラストレーター

6/28(木) 21:48配信

朝日新聞デジタル

 ソフトバンクのCMで初代「お父さん」のキャラクターを務めた白い犬のカイくんが28日未明、老衰のため死んだことが分かった。16歳だった。同社が明らかにした。2007年から始まった「白戸家」のCMに出演し、ユニークなセリフと愛くるしい姿で人気を集めた。

 現在はカイくんの息子のカイトくんとカイキくんが2代目「お父さん」役になっているという。同社は「白戸家のお父さんとして活躍していただいたカイくんに、心より感謝するとともに、謹んでご冥福をお祈りいたします」としている。

朝日新聞社

6/28(木) 21:11配信

AFPBB News

最期まで自分らしく... 祭壇にハートや波、招き猫も 横浜で葬祭展

横浜市で開かれた「フューネラルビジネスフェア2018」に展示された「フォーシーズンズ」の生花祭壇(2018年6月28日撮影)。(c)AFPBB News/Yoko Akiyoshi 

6月28日 AFPBB News】ひつぎや骨つぼから埋葬サービス、ペット葬祭まで、葬祭に関するビジネスの展覧会「フューネラルビジネスフェア2018(Funeral Business Fair 2018)」が28日、横浜市で開幕した。関連企業企業133社が出展している。

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ペット葬儀関連では一般社団法人日本動物葬儀霊園協会が出展し、理事長の中村氏の「ペット葬祭業の要諦」についての講座、シンポジウムもありました。

また、ペット火葬炉、移動火葬車メーカーのサントイ?やメモリアルグッズメーカーも出展しています。

(6月28日―29日)

 人とペットの長い歴史の中で、数年から約20年という短い寿命の動物との共生は本当に貴重なものであり、さまざまな素晴らしい思い出を動物たちは人にもたらしてくれる。

 現在、犬の高齢化率(7歳以上)は約59%、猫は約45%と人間以上に高齢化が進んでいる。それに伴い、旅立つ犬と猫の数は毎年急増しているのが現状だ。ペットが高齢になると、自然と体が弱ってくるのが分かり、「あとどれだけ一緒にいられるのだろうか」と考えてしまう飼い主も多い。

 不幸にもペットの旅立ちが訪れたときにはどのように対処したらいいのだろうか?

 愛したペットが亡くなったときは、思いっきり泣く時間を惜しまないことが大切だ。と同時に、悲しむだけではなく、今まで一緒に過ごし、楽しい時間を提供してくれたことに感謝したい。

 感謝の気持ちと心の整理をするために、人間同様、ペットの葬儀を行う人が年々増えている。現在では、増上寺において1000人を超えるペットを愛する方々が毎年参列し、亡くなった動物を供養する「動物慰霊祭大法要」を行う動物霊園葬儀会社もある。動物霊園葬儀社は全国で約1000社近くあり、その数はペットの高齢化に伴い、増え続けている。

ペットも火葬されることが多いが、ペットの火葬については、(1)他家のペットの遺体と合同で火葬し遺骨は共同墓地に埋葬される合同火葬(2)ペットの遺体を預けて火葬し、骨壺に収める個別火葬(3)人間同様に火葬に立ち会い拾骨する立会火葬?といった方法がある。

 また、最近は飼い主が亡くなったペットと同じ墓に入りたいとの希望や、海洋散骨や樹木葬を望む飼い主も見受けられる。

 霊園を選ぶ際はよく調べて決定することをお薦めしたい。東京都獣医師会霊園協会では、(1)お世話になった動物病院に相談(2)身近で動物を亡くした経験のある人に聞く(3)インターネットで検索する?などの方法で、信頼できる霊園を選ぶことを推奨している。

 葬儀や費用についても、ペット霊園により、葬儀のやり方や費用が異なるので、よく調べてどの葬儀社に任せるかを慎重に決定することをお薦めしたい。

 初めてペットの葬儀を行ったことで「心の整理ができた」と葬儀社に感謝の気持ちを述べられる方々が最近は多くなったと聞く。亡くなったペットは、いつまでも飼い主が悲しんでいることは、望んではいないだろう。早く飼い主が悲しみを乗り越え、元気になってくれることを天国から祈っているはずだ。心のこもったお葬式をして、心の整理をしてみてはいかがだろうか。

 人とペットの素晴らしい思い出の赤い糸は、いつまでも人とペットの心の中で繋がっていることだろう。

 ■越村義雄(こしむら・よしお) 一般社団法人「人とペットの幸せ創造協会」会長。同ペットフード協会名誉会長。一般財団法人日本ヘルスケア協会理事、「ペットとの共生によるヘルスケア普及推進部会」部会長など。

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