人とペットの長い歴史の中で、数年から約20年という短い寿命の動物との共生は本当に貴重なものであり、さまざまな素晴らしい思い出を動物たちは人にもたらしてくれる。

 現在、犬の高齢化率(7歳以上)は約59%、猫は約45%と人間以上に高齢化が進んでいる。それに伴い、旅立つ犬と猫の数は毎年急増しているのが現状だ。ペットが高齢になると、自然と体が弱ってくるのが分かり、「あとどれだけ一緒にいられるのだろうか」と考えてしまう飼い主も多い。

 不幸にもペットの旅立ちが訪れたときにはどのように対処したらいいのだろうか?

 愛したペットが亡くなったときは、思いっきり泣く時間を惜しまないことが大切だ。と同時に、悲しむだけではなく、今まで一緒に過ごし、楽しい時間を提供してくれたことに感謝したい。

 感謝の気持ちと心の整理をするために、人間同様、ペットの葬儀を行う人が年々増えている。現在では、増上寺において1000人を超えるペットを愛する方々が毎年参列し、亡くなった動物を供養する「動物慰霊祭大法要」を行う動物霊園葬儀会社もある。動物霊園葬儀社は全国で約1000社近くあり、その数はペットの高齢化に伴い、増え続けている。

ペットも火葬されることが多いが、ペットの火葬については、(1)他家のペットの遺体と合同で火葬し遺骨は共同墓地に埋葬される合同火葬(2)ペットの遺体を預けて火葬し、骨壺に収める個別火葬(3)人間同様に火葬に立ち会い拾骨する立会火葬?といった方法がある。

 また、最近は飼い主が亡くなったペットと同じ墓に入りたいとの希望や、海洋散骨や樹木葬を望む飼い主も見受けられる。

 霊園を選ぶ際はよく調べて決定することをお薦めしたい。東京都獣医師会霊園協会では、(1)お世話になった動物病院に相談(2)身近で動物を亡くした経験のある人に聞く(3)インターネットで検索する?などの方法で、信頼できる霊園を選ぶことを推奨している。

 葬儀や費用についても、ペット霊園により、葬儀のやり方や費用が異なるので、よく調べてどの葬儀社に任せるかを慎重に決定することをお薦めしたい。

 初めてペットの葬儀を行ったことで「心の整理ができた」と葬儀社に感謝の気持ちを述べられる方々が最近は多くなったと聞く。亡くなったペットは、いつまでも飼い主が悲しんでいることは、望んではいないだろう。早く飼い主が悲しみを乗り越え、元気になってくれることを天国から祈っているはずだ。心のこもったお葬式をして、心の整理をしてみてはいかがだろうか。

 人とペットの素晴らしい思い出の赤い糸は、いつまでも人とペットの心の中で繋がっていることだろう。

 ■越村義雄(こしむら・よしお) 一般社団法人「人とペットの幸せ創造協会」会長。同ペットフード協会名誉会長。一般財団法人日本ヘルスケア協会理事、「ペットとの共生によるヘルスケア普及推進部会」部会長など。

2018.06.06 16:00

 この5月に、栃木県のJA足利が"ペット葬"事業を開始した。お別れ式の手配や火葬、寺院へ納骨の仲介も行うという。

 昔はペットが亡くなると、自宅の庭などに埋めるのが一般的だったが、最近はペットも家族同様に火葬して弔いたいという人が増加。それに伴い、前述のように別業種から新規参入する企業や団体が増えたのだ。また、そのまま庭に埋めるのが問題になってきたのも、ペット葬ブームのきっかけになっているという。

「土に埋めれば骨は自然に還ると思っているかたが多いのですが、骨は土に還りにくく、10年以上経ってもそのままのケースが多いのです」

 と、これまで3万件以上のペット火葬・葬儀などを行ってきた「愛ペットグループ」の北治美津子さんは話す(「」内、以下同)。

 また、賃貸物件の庭や公園・公共の場に埋めるのは違法となる。火葬にした方が、後々の問題も回避できるのだ。

◆お骨拾いも行える「立会個別火葬」が人気

 ペットの火葬には"合同火葬"と"個別火葬"がある。

 合同火葬は、他のペットと一緒に行われ、お骨拾いはスタッフが担当。納骨も合同で、返骨はできないが、費用が7000円程度に抑えられる。

 一方個別火葬は、自分のペットだけで火葬を行う。お骨拾い・納骨をスタッフに一任する"一任個別火葬"(1万3000円?)と、火葬にも立ち会えて飼い主がお骨拾いも行える"立会個別火葬"(1万8000円?)があり、予算で選べるのが一般的だ。

「火葬の場も、ペット霊園など火葬施設の整っているところや、火葬炉を搭載した専用車などがあります。最近は立会個別火葬を選択されるかたが多いですね」

 ペットなら、犬・猫以外でも、ウサギやハムスター、ハリネズミ、爬虫類、鳥などにも対応できるという。

◆納骨せずに持ち帰る人は約3割。一部残す"分骨"という選択肢も

 火葬後は遺骨をペット霊園や納骨堂に納めるのが理想ではあるが、必ずしも納骨しなければいけないというわけではないと、北治さんは言う。

「気持ちの整理がつかないうちは、無理に納骨する必要はありません。実際、弊社の火葬利用者の約3割は納骨せず持ち帰っています」

 とはいえ、手元に置いた場合、どのタイミングで納骨すればいいのだろうか。

「四十九日を1つの区切りにするのがおすすめです。寂しいなら、全部納骨せず、遺骨の一部を形見として手元に残す"分骨"という選択肢もあります」

 納骨方法も、ペット霊園の納骨堂や、人と同じように墓石を建てての納骨もある。これらも火葬同様、合同か個別かを選べるようになっている。

 次号では、葬儀関連のトラブルに巻き込まれないための注意点について紹介します。

※女性セブン2018年6月14日号

2018年05月28日 07時00分 NEWSポストセブン
ペットは供養する時代に、死んだ時にすべき遺体のケア方法

ペットの"終活"を考える人も増えている(写真/Getty Images)

 2017年1月、大阪府枚方市のペット霊園が、利用者への説明がないまま突如閉園した。骨が掘り返されたため、飼い主はペットの遺骨の行方がわからなくなる事態となった。

「こういったペット霊園をめぐるトラブルはここ数年増えています」と、ペットに関する事件・トラブルなどに詳しい弁護士の杉村亜紀子さんは話す。というのも現在、ペット霊園や火葬場について規制する法律がないからだという。

「ペット霊園や火葬場の需要は伸びているのに、それを規制する法律がありません。そのため、ペット霊園が住宅街につくられ、煙やにおいなどを不安に思う周辺住民とトラブルになるケースも多いんです」(杉村さん)

 トラブルを未然に防ごうと、自治体が独自に設置許可条例を制定する動きも出てきている。前出の枚方市も今年7月からペット霊園の設置は許可制とするなどの条例が施行されることになった。

◆ペットの供養にルールはない。人の場合と同じ流れをイメージする

 昔はペットが亡くなったら、自宅の庭や裏山などに埋める人も多かったが、ここ数年で、ペットを家族同然に見送り、供養したいと思う人が一気に増えたと、「愛ペットグループ」の北治美津子さんは言う。

 しかしペットには、人のように、「墓地、埋葬等に関する法律」などもない。

「見送り方に迷った時は、人の供養と同じ流れで考えてください」(北治さん)

 とはいえ、具体的にどのような手順で進めればいいのだろうか。

◆死後硬直が始まる前に遺体のケアを。家族との最後の時間をつくるのが大切

 ペットの死後、まずやるべきことは遺体のケアだ。ペットの大きさにもよるが、約2時間で死後硬直が始まる。その前に、目や口を閉じ、手足は寝ているような状態に曲げる。その後、固くしぼったタオルで、体を拭いて清める。

「清めた後は、タオルなどで包み、ベッドやダンボールに寝かせましょう。その時、体液が流れ出るので、ペットシーツを敷き、保冷剤などで頭とお腹を冷やすと腐敗を遅らせられます」(北治さん)

 部屋の温度はなるべく下げ、保冷剤をこまめに換えると、夏場で1?2日、冬場で3?4日は安置できるという。その後、火葬場へ連れて行く。

「ペットが慣れ親しんだお家で、最後の時間を家族と過ごすことが飼い主の心の整理には必要です」(北治さん)

※女性セブン2018年6月7日号

ライフスタイル

2018/4/8

 愛するペットの老後に悩む人に送る終活バイブル『ネコちゃんのイヌネコ終活塾』が、2018年3月30日(金)に発売された。

 ペットの犬猫の寿命は、昔より延びたとはいえ平均15年前後。さらに人間の数倍の速さで年をとるので、ペットと暮らす上では老化に伴う介護の問題などを避けては通れない。

「この子がいつかはいなくなっちゃうと考えただけで落ち込んでしまう...」「今は元気でかわいいけど、病気や介護となったらどんなことになるのか不安」「お金は一体いくらかかるのかな...」など、ペットの老後について悩んだことがある人は多いはず。また実際に家族のようなペットがいなくなることで起こるペットロスも、深刻な問題となっている。

 しかしペットの老後の不安は「知らないから怖い」こと。そこでペットが元気なうちに終活の知識を得て、悔いのないように過ごしておくことで不安が現実になることを防げる。ペットの「終活」をしっかり学んでおけば、今よりもっとペットたちを愛せるようになるだろう。

 同書ではペットの病院・お金・介護・葬儀・ペットロスなどの問題を専門家がわかりやすく解説。マンガを通して、人間語を話せるネコちゃんと柴犬・イヌイくんと一緒に知識を深めていくことができる。さらに1冊あると便利な、著者・卵山玉子の特製「ペットの終活ノート」付き。

 ペットとの「今」がもっと愛おしくなる一冊。現在ペットと暮らしている人はもちろん、これから飼いたいと思っている人もぜひ手に取ってみてほしい。

卵山玉子(たまごやま・たまこ)
ネコ好きのマンガ家。アメブロ公式トップブロガー。愛猫との生活を描いた猫マンガブログ「うちの猫がまた変なことしてる。」で人気を博す。主な著書に『ネコちゃんのスパルタおそうじ塾』『うちの猫がまた変なことしてる。』シリーズ、挿絵に『シュウさま-保護猫カフェからやってきた3本足のモフ天使』、『イラストでわかる! ネコ学大図鑑』等。

4/1(日) 19:35配信

ねこのきもち WEB MAGAZINE

火葬方法もいろいろ、あらかじめペット火葬場や業者をリサーチ

つらく悲しい愛猫とのお別れの後に、あわてて火葬場を探すハメに...。そんな後悔を口にする飼い主さんは少なくありません。動物病院で火葬場を紹介してくれることもありますが、もしもの時のために、あらかじめ調べておくと安心ですね。

最近は、ペットの火葬が一般的になりましたが、実はそのやり方にもいろいろ。主に、次の4つの方法があります。

1。個別立ち会い葬
飼い主さんの立ち会いのもと、1匹だけで火葬する方法です。人の葬儀と同じように、亡きがらと直前まで一緒にいられ、思い出の品を棺に入れたり、遺骨を拾ったりできます。
立ち会い=○ 返骨=○ 費用=約3~6万円

2。自宅葬(移動火葬車)
火葬炉を備えた専用車に自宅近くまで来てもらい、火葬してもらう方法です。自宅まで迎えに来てもらい、近隣に迷惑がかからない場所まで移動して火葬します。
立ち会い=×  返骨=○ 費用=約3~6万円

3。個別一任葬
ペット葬儀業者に亡きがらを預け、1匹だけで火葬してもらう方法です。火葬が終わった後、骨壺に入った状態で遺骨を受け取ることができます。
立ち会い=× 返骨=○ 費用=約2~3万円

4。合同葬
ペットか創業者に亡きがらを預け、火葬から納骨までを一任する方法です。遺骨は、ほかのペットと共に火葬後、共同墓地に埋葬されるので、返骨はありません。
立ち会い=× 返骨=× 費用=約1~2万円

自治体によっては、ペット専用の火葬場を備えているところもあるようです。また、自宅の庭などの私有地であれば、土葬をしても問題ありません。ただし、衛生面やほかの動物によって掘り返されたりしないように、穴は深く掘って埋葬しましょう。

いつまでも愛猫の思い出と共に、幸せな供養の方法

愛猫が旅立ってしまっても、その楽しく幸せだった思い出は消えません。「すごく楽しかったよ」「また会おうね」と祈りながら、供養してあげましょう。

供養の方法、遺骨の納め方は、主に次の4つがあります。

1。自宅で保管・埋葬
自宅に祭壇を設けて遺骨を保管したり、庭などに埋める方法です。

2。散骨
遺骨を細かく砕き、海や川、山などにまく方法です。ペットの散骨は特に規制などありませんが、まく場所には事前に承認をとりましょう。

3。納骨堂に安置
ペット専用の納骨堂で保管する方法です。決められたスペース内なら、写真を飾ったりお供えをすることもできます。
費用=年間約8000円?3万円

4。墓地で埋葬
ペット専用の墓地には、1匹だけが入る「個別墓地」とほかのペットと一緒に入る「共同墓地」があります。
費用=個別墓地:約5万円?30万円+年間管理費、共同墓地:無料?約8000円

愛猫をどう供養したいかによって選びましょう。

信頼できるペット葬儀業者の探し方

悲しいことですが、ペット葬儀業者の中には、飼い主さんが正常な判断ができないところにつけ込んで、悪質な対応をするところもあります。

信頼できるペット葬儀業者を探すには、次の4つの方法があります。

1。動物病院で紹介してもらう
2。猫飼いさんの友だちに聞く
3。インターネットの口コミサイトを参考にする
4。実際にペット葬儀会社を訪問してみる

愛猫を看取った後は、悲しみに支配され、正しい判断ができないもの。だからこそ、猫ちゃんが元気なうちに、探したり、方針を決めておくことが大切です。

出典/「ねこのきもち」2016年2月号『愛猫のための終活とペットロス』
イラスト/秋葉あきこ
文/ヤマモトトモミ

ねこのきもちWeb編集室


サーチナ

 中国メディア・捜狐は17日、「日本のペットは世界で最も幸福かもしれない」とする記事を掲載した。記事が日本のペットは幸福だと感じたのは、ペットの葬儀や火葬のサービスの存在が理由のようだ。

 記事は、「故人の遺体を火葬して見送るというのは、今の日本ではとても一般的になっている。そして、現在では、人間のほかにペットも火葬するサービスがあるのだ」とし、実際に飼い主に愛されながら亡くなったネコの火葬の様子を紹介。「スタッフがネコの遺体を火葬台の上に置き、祈祷と供養を行う。それが済むと遺体は火葬炉に入れられ、しばらくすると骨になって出てくる。そして、飼い主が骨をトレーに移すのだ」と説明した。

 さらに、「必要な骨をトレーに移すと、スタッフが白い陶器のコップ型の骨壺を持ってきて、そこに整理した骨を入れていく。そして、すべて入れ終わると、骨壺をきれいな装飾の覆い袋にいれ、飼い主に渡すのである」と伝えている。そして、この飼い主が愛猫の骨を自宅に持ち帰り、生前愛用していたペット用のベッドの上に写真と一緒に飾るとともに「今でも、亡くなったペットのことが愛おしくて仕方がない」と語ったことを紹介した。

 葬儀をしてしっかり火葬し、手厚く葬ってあげるというのは、確かにペットを家族の一員として愛してきた飼い主の気持ちの表れと言える。しかし、だからと言って、人間同様の手厚い葬り方をしないからといって動物に対する愛情がないかと言えば、そんなことはない。ペットが幸せだったかどうかを考えるうえでより大切なのは、生前にどのような飼い方をしたか、ではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
日本のペットは世界一幸せだと思う、だって死んだあとも・・・=中国メディア

3/19(月) 7:35配信

いぬのきもち WEB MAGAZINE

ペットロスを経験したことのある飼い主さんの体験

「まだうちのワンちゃんは元気ですが、死んだことを考えるだけで涙が出ます。いまからどうしようって心配です」

「愛犬を亡くしたことがないので、自分がどうなるかわかりません。家族は『絶対に寝込む』と、いまから心配してます」

「ペットロス」という言葉を聞いたことがあるでしょう。家族同然のペットが亡くなったとき、後悔や喪失感で精神的、心身的にさまざまな症状が起こります。

まだ愛犬が元気なうちは、いなくなったときのことは考えられないですよね。いぬのきもち編集室では、ペットロスを経験したことのある飼い主さん55名に、そのときのお話を聞いてみることに。

どのようにして心が落ち着いたのか、またどのくらいの期間ペットロスが続いたのかなども、あわせて教えてくれました。

ペットを飼っている人には、ぜひ聞いてほしい言葉がたくさんあります。

立ち直れるかどうかは、気持ちの持ちよう

「立ち直る方法は、やはり気持ちの持ちようでした。『あのコは家にきて幸せだった、いまは病気から解放されて好きなものを好きなだけ食べて幸せに暮らせているんだ』と思うようにしました。立ち直るまでは、少なくとも1年はかかりました」


「『かわいそうだ』と思わないようにすること。『愛犬は幸せだったんだ! 』と思うように......。悔やまないように、精一杯の最期を迎えられるようにしてあげることが大切。

愛犬を亡くした数カ月後に新なワンちゃんを迎えて、寂しさは消えていきました」

無理に立ち直ろうとしなくていい

「先代犬が旅立ったのは16年前なので、当時はまだ『ペットロス』という言葉もなかったように思いますが、とにかく泣いて泣いての日々だったと思う。気付いたら立ち直ったのかも」


「無理に立ち直ることはしませんでした。涙が出るときは出し、いなくなったコに独り言で話し掛けたり。亡くなって4年半経ちますがまだ遺骨は家にあり、お花を添えたりしています。

遺骨を供養するか悩んだとき、掛かりつけの獣医さんに『お家に置いてあげたいなら、そうしてあげてください。お家でご家族に供養されてもいいんではないですかね』といっていただき、心が救われ、いまでは2代目ワンコと一緒に遺骨と遺影に向かって話しかけています。

いずれ、私たち夫婦がペットと入れるお墓に連れて行く予定です。まだ先のことですが......」

いままでどおりの生活を送ることで、気持ちにも変化が

「やっぱり、普通の生活を送ること。仕事も普通に行って、第三者と接すること。すると、いつの間にかいつものペースに戻っていく。

気持ちに変化があったのは半年とかですかね......。夢に亡くなった愛犬が出てきてくれました。悲しみが深いときほど、夢には出てこないと聞いて。夢の中の愛犬は、元気でした」

新しい家族を迎え入れて

「散歩の時間になったら体が自然に散歩へ行くようになっていて、『愛犬はもういないんだ......』っていうのが、最低でも3カ月は続きました。

私の場合、2人目の子どもを産んで3カ月ぐらいだったので、ふたりの娘を育てるのに没頭しているうちに、なんとか気持ちを消化できていたと思っています。

笑い話ができるようになるまではかなりかかりましたが、いまではいい想い出となり、新しいコを迎えています」


「たくさん泣いて、忙しく過ごし、映画やテレビなどで犬を見ないようにしていました。7年間新しい家族(ペット)を育てているうちに、気持ちが落ち着いてきました」


「立ち直ってはないですが、落ち着いたのは、亡くなってから2カ月半ほど経ったときに、偶然か必然か、仔猫を道端で保護して迎え入れることになったこと。仔猫との生活でバタバタしてる間に、ふとしたときに悲しくなる、という時間が減りました」

いまでも愛犬がそばにいてくれる気がする

「5年前に愛犬が亡くなり、まだ思い出しては涙ぐむことがあるのですが、時おり足元を掠めるように動く気配を感じ、見守ってくれているのだなと思うとうれしい気分になれました」

ペットロスから立ち直れるかどうか、どれくらいの時間を要するのかーーそれは人それぞれですが、きっかけは見いだせるのだとわかりますね。

「立ち直る」というのは、愛犬がいなくなったことを忘れてしまうのではなく、楽しかった日々をかけがえのない記憶として、笑って思い出せるようになることなのだと思います。

いつか自分にも訪れるかもしれないペットロス。経験者の方の体験談を聞いて、少しでも得られることがあったのならうれしいです。


『いぬのきもちアンケート vol.9』
文/Honoka
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。

いぬのきもちWeb編集室

3/10(土) 7:47配信

NIKKEI STYLE

 ペットも大切な家族の一員。もしも死んでしまったら丁寧に供養したいと考える人が増えている。そんな飼い主や家族の思いを反映してか、葬儀やお墓などは、今やほとんど人間と同様になっている。一方で飼い主の中には、自身の高齢化などに伴って、自分で世話ができなくなったときの愛犬や愛猫らの行く末を心配する人も多い。「ペットの終活」の今を追った。

■病気や老い、死に関するサービスも

 1月末から2月初旬にかけて東京ビッグサイト(東京・江東)で、日経メッセ 街づくり・店づくり総合展「フランチャイズ・ショー2018」が開かれた。フードサービスや小売業などのフランチャイズ(FC)本部が加盟店を募集したり、自社製品・サービスの販売店がビジネスパートナーを募ったりする国内最大級のイベントだ。今回は200以上の会社や団体が出展したが、見どころのひとつがペット関連のサービスだった。

 「私の飼っていた猫のクロちゃんが高齢になって、次第に徘徊(はいかい)や失禁などの認知症症状が出てくるようになった」と話し始めたのは、ペットの訪問介護・看護を展開するCARE PETS(東京・目黒)の藤田英明社長。「自分と同じように、ペットの介護や看護、散歩や食事などの生活面で困っている人が大勢いるのではないか」と16年のサービス開始の経緯を語った。
 一方、その近くでは新車販売店やレンタカー事業を手掛けるカーベル(東京・中央)が、死んだペットの火葬やセレモニーを執り行う「ペットの旅立ち」と名付けた事業で出展。天使の格好をした女性らがサービスの流れや移動火葬車について説明していた。動物病院のフランチャイズや往診動物病院のネットワークを広げたいとブースを設けたのはアニドック(東京・渋谷)だ。これらはペット向けといっても、いずれも病気や老い、死といった終活に関連するサービスだ。

■今や家族の一員、子供の数を上回る

 日本のペットの飼育頭数は犬猫だけで1844万6000頭(17年全国犬猫飼育実態調査、ペットフード協会)を数え、人間の子供(15歳未満)の数(1571万人=17年4月現在)を大きく上回っている。もはや家族の中では子供よりも犬や猫の方が身近な存在かもしれない。しかも長生きになっている。長く生きれば、それだけ飼い主や家族との絆は深まる。

 東京・八王子にある「フランセス・メモリアルTOKYO」は、以前は結婚式場だったが、3年前からペット専用の葬儀場になった。年間で140?150回の葬儀が催されるという。訪ねた日は「ペットレインボーフェスタ」と名付けた終活イベントが開かれており、ペット葬儀の実演があった。ステンドグラスが美しい厳かな雰囲気のセレモニーホールが会場だ。
 祭壇への点灯式、司祭の話、参列者による献花、黙とう、そして賛美歌と人間の葬儀とほとんど変わらない内容だ。違うのはモニターに映し出される映像が犬だということと、参列者に犬連れの人もいることぐらい。たまに吠えたり、うなったり。このホールを使った葬儀の基本料金は、小型犬と猫で10万4800円、中型犬は11万4800円とホームページにある。また、施設内にはペット専用の納骨堂もあり、小さな骨つぼがいくつか置かれていた。

■増える「ペットと一緒に入れるお墓」

 「ペット関連の相談は増えている」と話すのは、墓石・墓所の販売から葬儀、仏壇・仏具まで幅広く手掛けるメモリアルアートの大野屋(東京・新宿)で終活・仏事アドバイザーを務める川島敦郎氏。同社のテレホンセンターで各種の相談にこたえている。「中でも多いのは死んだペットの火葬はどうしたらよいか、そして死んだペットの遺骨の埋葬はどうしたらよいかという問い合わせ」と川島氏。死んだペットは法律上は物と同じ扱いなので、人間のように火葬しなければならないとか、墓地に埋葬しなければならないといった決まりはない。年配者に聞けば、昔はそのまま庭に埋めていたと言うのではないか。だが、今では火葬してお墓に入れるなど手厚く供養したいという人が増えている。

 ペットの火葬は自治体で対応が異なる。火葬場があればそこで火葬してくれるところもあるが、なければ通常の焼却炉でほかと一緒に燃やすことが多いという。飼い主によっては民間の業者に頼むケースもあるようだ。お墓については、以前からペット専用の霊園はあったが、人間と同じお墓にペットを入れるという発想はあまりなかった。最近では同じお墓に入れたいと考える飼い主や家族が増えた。
 霊園の中には使用規則によって人以外の遺骨を入れることを禁止しているところもあるが、ニーズに合わせて人とペットが一緒に入ることができるお墓も目立ってきた。大野屋では03年に東京・町田の霊園でペットと一緒に入る「ウィズペット」と名付けたお墓を始め、今では国内5カ所で展開している。永代供養墓や樹木葬でもペットと一緒に入るお墓が出ている。また、遺骨をミニ骨つぼなどに入れて身近な場所に置く手元供養品のバリエーションも豊富だ。

 ペットの終活というと愛犬や愛猫などの葬儀やお墓を連想する人が多いが、一方で気になるのは飼い主の高齢化に伴ってペットの世話ができなくなった場合の対応だ。

■飼育できなくなった場合の対応は...

 高齢夫婦や高齢のおひとりさまがペットを飼っているケースは多い。前述の全国犬猫飼育実態調査では「あったらいいと思う飼育サービス」について、「高齢で飼育不可能な場合の受入施設提供サービス」「飼育が継続不可能な場合の引き取り手斡旋サービス」などが上位に入った。高齢の飼い主の不安を映しているようだ。かわいがっていたペットを飼い続けられなくなった場合、どうしたらよいのか。まずは自分で引き取ってくれる人や施設などを探すのが基本だろう。施設は保護施設や老犬ホーム・老猫ホームなどが候補だろうか。

 東京キャットガーディアン(東京・豊島)は、行政から引き取った猫の譲渡や新たな飼い主とのマッチングの場である「保護猫カフェ」の運営などを手掛けるNPO法人だ。JR大塚駅から徒歩5分ほどのビルにある保護猫カフェでは、天窓から日が降り注ぐ広いスペースに多数の猫がおり、走り回ったり、寝息を立てていたり。
 同法人は個人から有償で猫を引き取り、再譲渡する事業を15年11月から実施している。「ねこのゆめ」と名付けたこのシステムの費用は1頭27万3600円(税別)。健康に問題がなく、譲渡の見込みが高い3歳以下なら16万3000円(同)で引き受ける場合もある。月3800円で6年間といった積み立ても可能。その場合は満期後に猫を引き取る。「高齢や病気で飼うのが難しくなった人の利用が多い。65歳以上が6?7割を占める」と山本葉子代表は話す。これまでねこのゆめで引き取ったのは約120頭。新たな飼い主に引き渡すのが基本だが、譲渡できない場合は同法人の施設で終生飼育するという。

■飼い主向けの保険や信託、じわり広がる

 こうした飼い主の不安にこたえる金融商品もある。アスモ少額短期保険(東京・渋谷)は飼い主の死亡時や入院時などにペットを施設に入居させたり、預けたりする費用を支払う保険を販売する。名称は「ペットのお守り」(期間1年)。飼い主が死亡した場合は愛犬や愛猫などを託せる身内の人に最高300万円の死亡保険金を払い、その金額をペットの施設入居費用などに充ててもらう。15年4月の発売以来、契約件数は約200件になる。ペットの内訳は猫が6割、犬が2割。60歳女性が保険金額300万円(入院日額5000円)で加入する場合、月額保険料は3892円になる。90歳まで更新可能だが、年齢が上がれば原則保険料も上がる。「施設に心当たりがない場合などは老犬ホームや猫の保護施設の運営会社を紹介する」(業務統括部)という。

 信託制度を使って新たな飼い主にペットの世話をしてもらうサービスもある。まず委託者である飼い主が、家族や友人など信頼できる人を受託者として信託契約を結び、財産を専用口座に預ける。その後、飼い主が死亡したり施設に入ったりしてペットの面倒が見られなくなった場合、あらかじめ決めておいた新たな引受先にペットを引き渡し、受託者は専用口座から飼育費などを新たな飼い主に払う。行政書士らでつくるファミリーアニマル支援協会(福岡市)は、12年9月から「ペット信託」と名付けて手掛ける。
 「最初は高齢の人が対象だと思っていたが、現在は40?60代も多い。成立件数は6年で40件ほど」と代表理事の服部薫氏。受託者や新たな引受先は委託者である飼い主が原則見つける。どうしても引受先が見つからなければ、協会が見学に行ったことがある施設を紹介する場合もある。本部は福岡だが、各地に会員がいるので東京など他の地域からの相談にも対応できるという。

(マネー報道部 土井誠司)


2/25(日) 10:01配信

sippo

「パースケ、たった今逝ってしまった」

 家族のグループLINEに母から突然送られてきた文章に、仕事中だった私は息をのんだ。北海道の実家で飼っていた愛犬パースケが亡くなったのだ。

【写真特集】我が家の愛犬パースケ

 小型犬のパピヨンで、15歳半。人間にすれば、76歳に相当する。実家に帰るたびに「これが最後になるかも」とよぎることもあった。大往生と言ってもよいだろう。ペットが亡くなったことにもまして、かわいがっていた両親の気持ちが気になった。

 母(64)から、すぐに泣きながら電話がかかってきた。「お父さんの腕のなかで、亡くなったんだよ。今朝までずっと元気だったのに。トイレシーツもまだ買ったばかりだったのに。あーだめだ、泣けてきちゃう」。母もだが、何より父(66)のことが心配になった。

玄関マットに顔を埋めて

 父はパースケが我が家にやってきた15年前から、ずっと面倒を見てきた。毎朝一緒に散歩に出かけ、えさをあげ、爪をきって、お風呂にいれて......。その生活が一変する。「話し相手もない。することもなくなった」と、がっくりきているようだった。

 母親からLINEでSOSが届いた。

「父さん、玄関に敷いていたパースケのマットに顔を埋めて『パースケのにおいがする』と言っては、またおいおい泣いている。ペットロス、悪化している。来てあげて」

 父に「大丈夫?」とメールを送ると「ダメだ」と一言。「帰ろうか?」と聞くと、否定も肯定もしなかった。母親が倒れて緊急搬送された時でさえ「大丈夫だから、帰ってこなくていい。そっち(大阪)で仕事していなさい」と言っていたのに......。

父の腕の中で息を引き取る

 パースケが逝ってから4日後の週末に実家に帰った。

 母は、私の顔を見ると、堰を切ったかのように話し始めた。

「まだ、パースケがいるような気がする。台所に立っていると、足元を何かが通った気がしたり、ケージのほうで物音がしたり......。そのたびに、『あれ?』ってなるんだけど、もういないんだよね。今までいた存在がいなくなるというのは、すごく大きい。かわいそうで父さんにはとてもさせられないから、父さんが出かけてる間にケージも片付けたの。そしたら、パースケが床をなめた跡が残っていたりしてね」

 一方、父はパースケの話を避けるように、私に仕事の話ばかりを聞いてきた。ようやくパースケの話を始めたのは、その日の晩御飯を食べた後だった。パースケ最期の様子を、ぽつりぽつりと話始めた。

 振り返ると、その日の朝食からあまり食欲はなかったらしい。日課の散歩に連れ出すため、抱きかかえて玄関を出た。だが、地べたに下ろすと、這いつくばったまま、キャンキャンと鳴いて動こうとしない。父は驚いて「どうした? どうした?」と胸に抱きかかえた。すると、3秒と待たず、舌をベロンと出して心臓が止まってしまったという。

 父はあわてて家に戻り、母を呼んだ。すると、死んだはずのパースケが母の前でもう一度ブンと大きく頭を振った。「パースケは3回くらい生き返って頭を振っていた。すごいね、動物って」

 父はうつむいたまま、大きく息を吸った。「パースケがいたときは旅行もいけなかったから、旅行にでもいこうかなと思ってるんだ」と話を結んだ。

布団から見える位置に遺影

 父の寝室のパースケの定位置だった場所には、パースケのモノクロの写真が貼ってあった。布団に横になった時、父の目線が向く位置だ。「いつも、そこにいたからさ」

 父親のパソコンの前には、パースケの写真データが並んでいた。整理して、カレンダーを作るという。

 帰省を終えて、空港での別れ際、「お父さんが思ったより、元気そうでよかったよ」と声をかけると、「ただの空元気だよ」と笑った。

 考えてみれば、父にとっては、15歳で地元外の高校に行った私よりも、パースケと一緒に過ごした時間の方が長い。パースケがいなくなった隙間を、たった2日で私が埋められるはずもない。

 私を見送った2人は、それから旅行代理店に行ったという。父は「パースケが時間をくれたので、旅行する」と、ずっと行きたがっていた九州旅行を計画しているそうだ。

 パースケが亡くなって約1カ月がたった。父は毎日、遺影にろうそくをたて、自分のご飯を一口、お供えしているという。母は、パースケの気配を感じては泣いているらしい。窓から空気が漏れる音が泣き声に聞こえ、雪の上でシャーベット状になった黄色いおしっこの跡をついていけば会える気がするそうだ。

 父は母に「自分の両親が死んだ時よりも泣いている」といい、父の部屋からは、夜になると嗚咽に近い泣き声が聞こえるという。

 まだペットロスは始まったばかりだ。

sippo(朝日新聞社)


2/1(木) 10:09配信

西日本新聞

 年老いたペットの犬を預かって介護したり、最期をみとったりする「老犬ホーム」を運営する九州などの事業者が今月、一般社団法人「老犬ホーム協会」を設立する。高齢の飼い主が老犬を介護する「老老介護」の増加などで施設が増える一方、管理がずさんな業者の参入も相次ぐ。事業者による団体は全国初で、独自の飼育基準などを定め、会員施設の質を担保する。

 環境省によると、老犬ホームは2013年の全国20施設から17年4月時点は118施設に増加。未登録の施設もあり、さらに増えているとみられる。

 一方で統一の運営指針などはなく、国民生活センターには「預けて1週間で犬が死んだのに料金を全額要求された」「100万円以上払ったが、劣悪な環境で飼育している」などの相談が寄せられている。九州の事業者によると、狭い部屋に飼育ケージを詰め込んだり、空調や防音設備がなかったりする施設も散見されるという。

設立には6事業者が参加

 協会は、会員施設に1匹当たりの飼育空間の基準を定め、基準に沿った施設整備や人員の確保を義務付ける。老犬に関する相談の受け付けや、自治体などとの連携、災害時のペットの預かり機能を会員施設で担うことも検討する。

 設立には福岡や佐賀、熊本など6都府県の6事業者が参加。6日に設立総会を開く。代表理事には熊本県菊池市で「老犬ホーム トップ」を営む緒方心さん(41)が就き、事務局も同施設に置く。

 緒方さんは「高齢の犬は引き取り手が見つかりにくい。弱い立場のペットを守り、安心できる受け皿を増やしたい」と意気込んでいる。

=2018/02/01付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

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