犬・猫から感染症、死亡 国内初 福岡の60代女性

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1/15(月) 7:55配信

産経新聞

 犬や猫などから人間にうつるとされる人獣共通感染症「コリネバクテリウム・ウルセランス感染症」による死者が国内で初めて確認されていたことが14日、厚生労働省への取材で分かった。厚労省は今月、自治体などに向けて通知を出し、情報提供を行った。

 コリネバクテリウム・ウルセランス感染症は、家畜やペットの動物が持つ「コリネバクテリウム・ウルセランス菌」に感染することで起きる。のどの痛みやせきなど風邪の症状が出て、重症化すると呼吸困難などで死亡することもある。人から人にうつることはほとんどない。予防接種の効果で日本ではほとんど患者がいない感染症「ジフテリア」に似ており、抗菌薬などで治療が可能だ。

 厚労省によると、この感染症で死亡したのは福岡県の60代の女性で、平成28年5月に呼吸困難で救急搬送され、3日後に死亡。血液などから菌が検出された。女性は3匹の猫に屋外で餌をやっていたといい、そこからの感染が疑われている。

 国立感染症研究所によると、この感染症は国内では13年に初めて感染例が報告され、29年11月末までに、死亡した女性を含め北海道から九州まで25人の感染が報告されている。犬や猫を飼っていたり、接触があったりする患者がほとんどだ。英国など海外でも数十例が報告されており、死者も出ている。

 ただ、国内では感染症法に基づく届け出義務がない珍しい感染症のため、見逃されている可能性もある。厚労省は今月、日本医師会、日本獣医師会、自治体に対して情報提供を行い、発生があった場合は厚労省に情報提供するよう通知。国民に対しても、「ペットとの濃厚な接触は避け、体調が悪くなったらすぐに医療機関に行ってほしい」と注意を呼びかけている。

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このページは、petsougi-newsが2018年1月15日 09:35に書いたブログ記事です。

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