葬儀社、霊園情報: 2017年6月アーカイブ

6/25(日) 18:29配信

朝日新聞デジタル

 全国各地に広がりをみせるペット霊園。ただ、これまで設置などをめぐってトラブルも起きてきた。関連する国の法律はなく、規制は自治体任せの状態だ。条例などを整備した自治体は昨年4月時点で159で、10年間で3倍以上に増えてはいるが、規制がない自治体では突然の閉園で遺骨が放置される事態も起きている。

【写真】「宝塔」の入り口付近に4月ごろ置かれていた閉鎖を伝える看板


 大阪府北東部、枚方市の郊外にペット霊園「宝塔」の跡地がある。「コロ、家に帰っておいで」。5月下旬に訪れた同府寝屋川市の会社員河野祐紀子さん(50)は、3年前に死んだメスのシバイヌに心の中で呼びかけた。霊園は連絡もなく閉園し、1千坪あるとうたっていた敷地内には多数の墓石や遺骨が山積みに。コロの遺骨がどれかわからなくなっていた。

 「息子が不良にならなかったのはコロのおかげ」。学生だった2人の息子が夜遊びに行こうとすると、悲しそうに遠ぼえして足を止めさせた。最期の1年は寝たきりで、河野さんと息子が交代で世話をした。「コロは私たちにとっては娘。閉園を教えて欲しかった」と河野さんは涙ぐむ。

 関係者らによると、霊園の元経営者は「陶器を作るため」と土地を借りたが、無断で20年以上前にペット霊園を開園。異臭がするとして営業をやめるよう求められたが応じずに提訴され、2013年に墓の撤去などを条件に和解が成立、閉園へとつながった。元経営者は「霊園にはペットが1万体ほど眠っていた。本当に申し訳ない」と話すが、撤去をまだ終えられずにいる。

 ペットを埋葬した人たちは複数の会をつくり、市内の別の霊園に遺骨を移す検討もしている。13家族が入る「宝塔遺族の会」の北脇武代表は「行政はあてにならず、遺族が動く必要があった」と話す。

 枚方市に聞くと、動物愛護法に基づき犬や猫を担当する市保健衛生課は「生きている犬猫が担当なので担当外」。動物の死体は法律上は廃棄物だが、市環境総務課は「霊園が扱う動物の死体は廃棄物ではない、と国の通知があるので担当外」と説明する。伏見隆市長は「問題が起きないように何らかのルールが必要」と条例の制定も視野に検討を始めている。

朝日新聞社

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by 田茂井治 (更新 )

ペットの名前だらけのお墓が並ぶ墓地・霊園が増えるかもしれない(撮影/写真部・小山幸佑)

ペットの名前だらけのお墓が並ぶ墓地・霊園が増えるかもしれない(撮影/写真部・小山幸佑)


犬は「フレンドリー」だけど、猫は「ツンデレ」。猫好きにはたまらないその魅力が変わるかもしれない。人工増殖と給餌が野生を奪い、「犬っぽい猫」が増えているのだ。2017年は猫が犬の飼育頭数を上回る可能性が出てきた。猫ブームの勢いが止まらない中、ペットの世界に何が起きているのか。AERA 2017年6月19日号では、ペットを大特集。


 日本では、子どもの数よりペットの数の方が多いと言われている。それに伴い、ペットと一緒にお墓に入りたいと願う人が増加しているという――。

*  *  *
「一昔前は『私が亡くなったら、一緒に入れてほしい』という方もいらっしゃいました」

 こう話すのは某ペット霊園の関係者。愛犬を溺愛しすぎて、ペット用のお墓に自分も入りたいと言い出す愛犬家が少なからずいたという。背景にあったのは、「ペット不可」の墓地・霊園の多さ。千葉県で一人暮らしをするAさん(60代)が言う。

「2009年に夫が亡くなって、その1年後にジャン(犬・享年15)があとを追うように亡くなったのですが、お寺はペットの埋葬を認めてくれませんでした。なので、お墓参りのたびにジャンの遺骨をこっそり持ち込んで、お墓に入れさせてもらいました」

 Aさんの周囲の愛犬家たちも、みな同じようにこっそりと自身が将来入るお墓にペットの遺骨を埋葬していたという。なぜ、霊園はペットを一緒に埋葬することを禁止するのか?

 関東でペットと一緒に入れる霊園などを多く扱う美郷石材常務取締役の新美整氏が話す。

「仏教では動物を『畜生』に分類しているため、人間と一緒に供養すべきでないとするお寺さんが非常に多い。一方、宗教的制約のない民間霊園でも利用者の中には少なからずペット嫌いの方もおられます」

●先祖ともどもご供養

 だが、今や日本は子どもの数よりペットが多いというペット大国。そのため「ペット可」の霊園も着実に増えている。

「少子化で、子育てと同様、ペットに多額のお金を費やす家庭が増えた影響です。子ども同然なので、同じお墓に埋葬してお盆の時期には先祖ともどもご供養したいというニーズが高まっています」(日本ペットロス協会・吉田千史氏)

 新美氏も次のように話す。

「新規に建設される霊園の半分とまではいきませんが、ペット可とする霊園は多くなっている」

 東京・三田にある魚籃寺は、いち早くペット可としたお寺だ。

「ご本尊の魚籃観音菩薩は文字通り魚籃(魚を入れる籠)を持つ観音様。動物と縁があったことに加え、檀家さんから『ペットと一緒に入りたい』という要望があったため、30年ほど前からペットのご供養もさせてもらうようになり、今では数十体の遺骨が檀家さんのお墓に入っています」(山田智之住職)

 中には、別のお寺の檀家だった人が、ペットと一緒に入りたい一心で"引っ越し"するケースもあるという。ただ、ペットと一緒に埋葬してもらうには、当然お金もかかる点には注意を。

「永代供養料は墓地・霊園によってピンキリ。代々管理されているお墓がペット可で、そちらに埋葬される場合は、墓石に名前を彫る加工代が3万?5万円。さらに2万?3万円の埋葬料がかかるのが一般的です」(新美氏)

 過去には何十匹もペットを飼っていた家族が、先祖代々受け継ぐお墓への埋葬を希望し、墓石がペットの名前で埋まってしまった例もあったという。

(ジャーナリスト・田茂井治)

AERA 2017年6月12日号

関西テレビ 5/31(水) 19:11配信     

ことし1月、大阪府枚方市のペット霊園が突然閉園し、遺骨などが放置されている問題で、枚方市の別のペット霊園が遺骨を受け入れることを表明しました。

枚方市のペット霊園「宝塔」はことし1月、突然閉園しました。

利用者に事前の連絡はなく、更地に戻された敷地には、遺骨などが散乱したままの状態になっています。

これを受けて、同じ枚方市にある「ひらかた動物霊園」は、「遺骨が放置されている現状を見過ごすことはできない」として、遺骨を受け入れることをホームページで発表しました。

ひらかた動物霊園は「宝塔」の利用者のために、7月末に新しい供養塔をつくる予定で、無料で遺骨を納めるとしています。

「ひらかた動物霊園」には、31日までにおよそ90件の相談が寄せられているということです。


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