petsougi-news: 2017年9月アーカイブ

9/28(木) 11:01配信

sippo

 ペットの老化は目に見えないところから始まっています。「年を取ったな」と感じるころにはかなり進んでいるのです。見た目が若くても、血管年齢や内臓年齢を調べると思った以上に老化しているケースは珍しくありません。定期的に検診を受けて体内年齢を確認し、早めに対応するのが一番です。

ケアのポイントは食生活と運動

 大型犬か小型犬か、犬か猫かによっても違いますが、大まかにいえば、生後1年までが幼年期、1歳で成年(アダルト)、7歳以降はシニアとなります。7歳でもうシニア?と思われるかもしれませんが、犬も猫もおよそ7歳ぐらいから、何かしら問題が出始めるというのが獣医師としての実感です。

 7歳の次は10歳がひとつの節目。15歳を超えると超高齢です。健康なら、それぞれの節目でフードを年代に対応したものに変えるのが基本ですが、持病や既往症がある場合は、必ず獣医師に相談を。

 運動については、人間同様です。加齢とともに運動量は減り関節疾患も増え始めるので、階段の上り下りや坂道、走るのも辛(つら)くなってきます。少しずつ散歩を短くする、階段や坂のコースを避けるなどの対応を。他の犬との接触で(それがうれしくても、嫌いでも)極度に興奮すればストレスになります。散歩の時間やコースをずらして、他の犬と出会わないように工夫しましょう。

介護に備えるには

「いつも愛犬と一緒に寝ています」という飼い主さんがいます。が、ベッドに上がれなくなる、寝たまま排泄(はいせつ)してしまうなど、問題が起き始めてから寝床を別にしても、愛犬にとっては大きなストレスに。そういう子が入院すると、神経質になって治療させてくれないケースさえあります。そうならないためには若いうちから、

・ペットの居場所を作り、慣れさせる

・決められたフードで飼育する

 など、誰にでも世話をしやすい条件を整えておくことが大切です。

 すでに習慣が出来上がってしまっている場合はどうしたらいいでしょう。彼らはベッドや布団で寝たいわけではなく、飼い主と一緒に居たいのです。ベッドに上がれないのなら、踏台を用意する。飼い主が布団を敷いて同じ高さで寝る。飼い主の匂いのする毛布などを与えて安心できるようにするなど、工夫してあげましょう。

(佐藤貴紀/白金高輪動物病院・中央アニマルクリニック総院長)

sippo(朝日新聞社)

最終更新:9/28(木) 11:01
sippo

9/11(月) 16:00配信

NEWS ポストセブン

 汚れた慰霊碑の周りに、崩れた墓石が散乱している。

 雑草は伸び放題で、盛り土のようにうずたかく積もるゴミの山。

《大切な家族が眠っています。どうか掘り返さないで》
《墓石だけでも返して》
《この子達の引取先を探して下さい》

 かつて各家の墓地のあった区画には、遺族の悲痛な声が綴られたメッセージカードが掲げられている。ここは大阪府内のペット霊園『A』の跡地。1991年の創業以来、ペットの火葬から納骨、葬儀までを担っていた同社だが、今年1月に突如閉園。半年以上放置された結果、かような有様になった。

「とんでもない話よ。閉園後は全部置きっぱなしやし。それでも仏さんに手ぇ合わせにくる飼い主が絶えない。毎週来る人もいる。みんな悲しみのどん底やわ」(近隣住人)

 昨今のペットブームに伴い、ペットの火葬業者が増加の一途をたどっている。全国ペット霊園協会理事の伊東正和さんが語る。

「3年ほど前にわれわれが調べたところ、全国に1000ほどのペット火葬業者がありました。20年ほど前から増え始め、ここ10年で急増しました」

 人間の火葬や埋葬に関しては『墓地・埋葬に関する法律』で規定されているが、動物の火葬場に関しては法律がなく、監督官庁もない。

「自治体によっては、『半径100m以内に民家がないこと』等の基準を設けていますが、基本的には誰でも開業可能です」(伊東さん)

 結果、ペット火葬場が全国各地に続々とできたわけだが、それに伴い、業者と利用者の間でトラブルも続出している。冒頭のケースはその一例で、あるペット火葬業者によれば、「倫理観の低い業者は多数ある」と指摘する。

「倒産後に後始末さえせず逃げる業者は実際にいます。粗悪な火葬炉で遺体を焼いて異臭騒ぎを起こしたり、個別に火葬すると偽って数頭の遺体をまとめて焼いているところもある。参入のハードルが低い分、反社会的勢力も紛れ込みます。そうした業者に当たってしまうと、苦情を申し立てても脅されて門前払い。遺族はやりきれません」

 真面目にやろうとするほど利益が上がりにくい業界であることは、前出の伊東さんも認める。

「きちんとした火葬炉を作ればそれだけで500万?1000万円はかかる。土地代や事務所の物件、供養塔も合わせると、初期投資だけで数億円になる」

 一方、葬儀費用は「1回3万?5万円程度」(伊東さん)で、競争過多の結果、初期投資の回収すらできずに倒産する業者も少なくない。おかげで冒頭のような「墓場の墓場」が全国に生まれている。昨年春に愛犬(柴犬18才・ オス)を亡くした飼い主(42才主婦)が語る。

「亡くなった時はそのまま庭に埋めようかと思ったのですが、やっぱりちゃんと弔ってあげたくて。埼玉県の業者にお願いしました。火葬と埋葬で10万円ほどでした。個別のお墓だとその3倍くらいだったので、合同葬を選びました」

 火葬の後、併設の墓地に埋葬も済ませたのだが、突如業者が倒産。

「連絡さえありませんでした。ある日お線香をあげに行くと、事務員がひとりだけいて、"倒産しました"って、まるで他人事。他の霊園に移すためにうちの子の骨壷をもってきてもらったのですが、本当にこれがあの子かどうか...」(同前)

 その後、都内の霊園に愛犬のお墓を見つけることができたが、「最初の業者の3倍の費用がかかり、神経も使いました」と、後悔の念を募らせる。

※女性セブン2017年9月21日号

9/6(水) 21:20配信

投信1

「空前のペットブーム」が到来していると言われ始めたのはかなり前ですが、その勢いはまだ続いているようです。矢野経済研究所の調べによると2015年度のペット関連の市場規模は1兆4,720億円。2016年度は1兆4,889億円(見込)、2017年度は1兆4,987億円(予測)と、1兆5,000億円が目前です。

一方、総務省が毎年行う家計調査でも、ペットフードや動物病院代などといった年間のペット関連費の総世帯平均は、2000年が11,649円だったのに対し、2015年には16,967円となり、2016年には17,788円へとさらに増加。ペットにかけるお金は年々増えているのです。

このようななかで、ペットを飼っている人はペットに万が一の事態が起きたときに備えて、どういった対策をしているのでしょうか。

一番こわいのは病気? 8割以上がかかりつけの病院をもっている

今回は、マクロミルが2017年8月29日に発表したアンケート調査、「ペットの『もしも』の時の備えについて、犬猫の飼い主1,000人に調査」から見ていきましょう。この調査は同社が犬または猫を飼っている全国の20?69歳に対し、インターネットで調査を行ったものです(犬の飼い主(500サンプル)、猫の飼い主(500サンプル)/合計1,000サンプル)。

まず「飼っている犬・猫に、万が一のことがあった際の備えとして、現在行っていること」についてたずねると、もっとも多かった回答は「かかりつけ動物病院をつくる」が82.4%。次いで「貯金」が28.7%、「迷子札の装着」が24.4%と続きます。やはりこわいのは病気ということでしょう。また、信頼できる獣医さんなら、ちょっと様子がおかしいけれど大丈夫だろうか、といった相談もしやすいですね。

「ペット貯金」の平均は? 猫の飼い主は約16万円、犬の飼い主は約30万円!

もしもの時の金銭的な面での備えとしては、貯金やペット保険などがあげられるでしょう。これにはどの程度お金をかけているのでしょうか。

まず、もしもの場合に備えて貯金をしていると答えた人は、犬の飼い主が26.4%で猫の飼い主が28.4%。犬猫であまり大きな差は見られません。

一方、貯金をしていると答えた人の貯金額(1匹あたりの平均)は、犬の飼い主で295,102円、猫の飼い主では162,164円となっています。ペット用として厳密に貯金を区分しておらず、いざというときは通常の貯金から出していくという人もいると思いますが、ペット貯金をしているという人は比較的まとまったお金を貯金していることがわかります。また、犬・猫ともに40代の飼い主が最も多く貯金をしているということです。

一方、ペット保険に加入している人は犬の飼い主の28.4%、猫の飼い主の11.4%。加入している人の掛け金(1匹あたりの平均・月額)は、犬が3,169円、猫が2,747円。掛け金の額に大きく差はないものの、犬の飼い主の方が猫の飼い主に比べるとペット保険には多く加入していることがわかりました。

ちなみに年代で見ると、犬の場合30代と60代の飼い主が、猫の場合は20代の飼い主が多くペット保険にはお金を掛けているという結果が出たそうです。

飼い主の「もしも」に備えて何をしている?

いくら飼い主がペットのために備えをしていたとしても、事故や病気など、飼い主自身にトラブルが起こることもあり得ます。一人暮らしの飼い主なら、普段は旅行なども極力控えているという人も多いはずです。そんななか、もし突然病気にかかって入院でもするようなことになれば、その間の世話なども気になるところです。

こうした飼い主自身のトラブルに関する備えについては、69.2%の人が「対策をしている」と回答。言い換えれば、飼い主のうち3割は特に備えをしていないことになります。

備えとして最も多かった回答は「面倒を親族に相談」で27.7%、次いで「貯金」が25.2%となりました。一方で「遺言書」の用意や、サービスが提供され始めているという「老犬・老猫ホーム」への入所検討、「ペット信託」などはいずれも3%に満たない結果となっています。いざというときにはやはり家族に相談する人が多いということでしょう。

まとめ

ペットを大切な家族の一員として考え、生涯ともに暮らしていくために多くの人が何らかの備えをしているようです。みなさんはいかがでしょうか。

出所:
(株)矢野経済研究所「ペットビジネスに関する調査(2016年)」(2017年3月15日発表)
(株)マクロミル「ペットの『もしも』の時の備えについて、犬猫の飼い主1,000人に調査」(2017年8月29日発表)

投信1編集部

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